岩城賢一の「ぽろ塾」

佐賀県で水球指導をしている岩城賢一のブログです!

「バルセロナ」で「スポーツ」を考える

 

こんにちは!
 
佐賀県水球指導🤽‍♂️に携わっています、
岩城賢一(いわきけんいち)です。

 

バルセロナ遠征も5日目を終えました。

 

ここで、途中ではありますがバルセロナ遠征で感じたことを書いていきたいと思います。

 

まず、1番強く感じた事は、

「スポーツの価値が高い」という事です。

 

バルセロナ時間」というと大袈裟かもしれませんが、彼らの生活スタイルでは、午前練習は11:00〜14:00、午後練習は19:30〜21:00などと日本と比較すると非常に遅い時間帯から始まります。

 

食事に関しても同じなのですが、

朝食は軽めにシリアル。その後にバケット(パンにハムやチーズを挟んだもので、フランスパン版サンドイッチ)を食べるようです。

 

昼食は14:00〜15:00くらいに食べ、

夕食は19:00〜21:00ころから食べ始めるということです。

 

すべての時間が2時間遅いような感じですね!

 

 

また、学校スポーツではなく、クラブチームスポーツが盛んなことから、学校から帰ってクラブの練習に参加する点を考慮してさも遅い時間帯からスタートする方が集まりやすいということも背景にあるのかもしれません。

 

(これは私が勝手に感じていることなので、本当かどうかはわかりません)

 

日本でも「総合型地域スポーツクラブ」を普及していこうとスポーツ協会でもアドバイザー(総合型地域スポーツクラブを発足させるための「進め方」や「補助金の請求」などのアドバイス担当者)が在籍していたりしています。

 

そもそも、ヨーロッパに多い「総合型地域スポーツクラブ」とは、水泳(水球)だけでなく、テニスやスカッシュ、サッカーやフットサルなどの複数の競技チームを一つのクラブで開設しているということです。

バルセロナでは、そのためのハード面(スカッシュ場やフットサルコートなど)もしっかりしており、日本でいうと県立や市立の総合運動場/体育館がクラブで経営しているような形です。

 

もっと言うと、C.N.Barcelona(バルセロナ)とC.N.A.Barcelona(バルセロネータ)は違うクラブが隣同士にあります。

 

二つ合わせるととんでもない敷地面積です。

 

同じ地区に2つのクラブが隣同士にある。

 

 

それだけでも凄いなと思います。

 

 

 

...スペインに留学経験のある先生から聞くと、会社として経営しているクラブと、行政を取り込んで経営しているクラブとあるようです。

 

 

つまり、それだけ「スポーツ」に価値を置いている証拠でもあるということなのかな、と感じています。

 

日本におけるスポーツは、「学校体育」(体育や部活動など)が主流ですが、ヨーロッパ(少なくともバルセロナ)では、クラブ主体で行なっていくことが多いようです。

 

 

スポーツクラブに入店(入場?)している年齢層は10代から70代と幅広く、僕たちが水球している隣のコースでおじいちゃんやおばあちゃんが、ゆったりと楽しそうに泳いでいます。

 

また、気候が穏やかで、12月にも関わらず、

ビーチで日向ぼっこやビーチバレーに興じる方たちも多くおられました。

 

 

12月に、日焼けを楽しむ人。

12月に、上半身ハダカでランニングする人。

など、多くの方たちが「スポーツ」や「アウトドア 」を楽しんでいました。

 

12月にも日焼け?

それは気候の関係もあるかもしれませんが、

彼らはお金を払い「スポーツ」を楽しんでいます。

 

僕たちが「映画」にお金を払うように。

僕たちが「食事」にお金を払うように。

 

それだけ、スポーツが「文化」として根付いているように感じました。

 

 

逆にいうと、

日本では学校体育・学校スポーツが中心なので、「スポーツ」にお金を支払う感覚は理解し辛い環境にあるのかもしれません。

 

アスリートだけが競技を続ける日本。

ラリーがつづかないおじさま達が喜んで料金を支払い、クラブに通うバルセロナ

 

 

時間もやり方もすべて違う。

何より、スポーツの「価値」が違う。

 

 

このエッセンスを日本に持ち込んで、スポーツ振興を頑張って欲しいなと思し、頑張っていきたいなと思う。

 

日本でこの感覚(スポーツにお金をかけて人生の余暇を高めること)に少しでも

 

近づけていけたらもっとスポーツが発展していくのかなと思います。

 

 

伝統クラブは100年以上続くクラブが点在します。

つまり、ヨーロッパでは100年前から始めているという事です。

 

僕も100年後は生きてない。

でも、100年後に日本も「スポーツにお金を払う」ということが、当たり前になっていったらいいな。

 

そのために微力でもいいから、

「礎」になれたらいいなと思った今日この頃でした。

 

教師の仕事は「未来の大人」である子供たちを育てること。

 

僕たちの仕事の本質は、「未来を変える」ことであり、「未来を豊かにする」ことであると考えています。

 

バルセロナで学んだことを日本で、佐賀で伝えていきたいなと感じた3日目の夜でした。

 


最後まで読んでいただき、
        ありがとうございます!

 

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