「ロックしてるかい?」-映画から学ぼうシリーズ第二弾-
こんにちは!
佐賀県で水球指導🤽♂️に携わっています、
岩城賢一(いわきけんいち)です。
日本から、ドイツ/ミュンヘン空港へ
の旅の途中で見た映画から、感じた事を自由気ままに書いていきます。
前回同様ですが!
作品解説は、いつも通り適当でお送りしますので、作品の内容については実際にご覧になってお確かめください。
さて、題名にも書いている
「ロックしてるかい?」ということで、
スクール・オブ・ロック
という映画だったのですが、
「教師のあるべき姿」ってなんなんだろうな?と改めて考えさせられる映画でした。
主人公は、売れないロック歌手。
(名前、忘れちゃった...)
教師をしている友人とシェアハウスをしているが、家賃も払えず、のらりくらりの毎日。
そんな中、ある日友人宛に一本の電話。
「うちの学校で働きませんか?」
その時、主人公は悪知恵が働き、
「もちろん引き受ける!」
と答え、友人のフリをして働くことに。
その学校は、超お金持ちの家庭が通う私立の小学校。
そんな雰囲気に全く合わないロックンローラーの主人公。一応、背広は着ていましたが。
算数や理科など全く教えられない主人公は、
「俺が教えている間は、全部休み時間だ!」
と豪語して、楽して稼ぐ作戦に。
そんな時、
主人公は、自分が受け持つクラスの音楽の授業をコッソリ見に行きます。
「こいつら、音楽出来るじゃん!」
と知った主人公は、すべての時間を「音楽」にしてしまいました。
クラスの子供たちに、役割を与えました。
・楽器担当
・コーラス担当
・衣装担当
・バンド名担当
・照明担当
そして、クラス委員長には、
「俺がいないときには、このチームの指揮を頼む。クラス委員長の君にしか頼めない仕事だ。引き受けてくれるか?」
と「マネージャー」として権限を与えました。
そして、
月末のバンド大会に出場する!
という目標設定を行い、クラスを指揮していきます。
(本当の目的は、バンド大会で優勝すると賞金が出るから!)
その過程で様々なトラブルがありますが、
みんなの力で乗り越えていきます。
が、しかし!
子供たちではどうしようもない事が起きます。
「偽物とバレた!」
警察が学校に来て、
「こいつは、偽物だ。教員免許もない!」
そして、クビになってしまいました。
(まぁ、当たり前ですが)
しかし、コンテスト当日
主人公が、家でふて寝していると
そこになんと生徒たちが。
「先生、行くよ!」
子供たちは、自らの意思で学校をサボり、
スクールバスのおじちゃんを説得して、主人公の家に駆けつけたのです。
そして、なんとかコンテストに間に合い、
みんなで全力の演奏。
観客からは拍手喝采!
学校からいなくなったと聞き、
慌てて探しに来た保護者たちも聞いていました。
それまでは、「ロックなんてダメだ。」
「音楽をやるならクラシックだけだ。」
と言っていた保護者さんたちも聞き入ってしまいました。
そして、最後には題名の通り、
「スクール・オブ・ロック」
ロックの学校を立ち上げ、子供たちと楽しそうに音楽を奏でて生計を立てられるようになりました。
.....という話なのですが、
この中にとても学びが詰まっていました。
それは、
①チームの全員に役割を与える
②明確な目標設定
③自発型人間の育成
まず、
①チームの全員に役割を与える
についてですが、
この主人公は楽器が苦手な子、歌が苦手な子にも役割を与えました。
しかも、伝え方が素晴らしい!
「バンドの印象を決めるのは、衣装だ。だから、センスがある君に任せたい」
「バンドを覚えてもらうために、最も必要な事がある。ネーミングだ。僕たちのバンドにぴったりな名前をつけてくれ!」
「バンドを輝かせるのは照明だ。君の照明が音楽をエンターテインメントにするんだ。」
(もちらん全部、うろ覚えの適当です。)
さらには、
「君は警備班だ。秘密のレッスンを完遂するために君が必要だ。」
「君たちは防音班だ。校長先生に見つからないようにな!トップシークレットを生み出すのが君たちの仕事だ。」
というように、
あの手この手で口車に乗せて、
生徒たちをその気にさせます。
これは、「リーダーシップの本質」ではないかなと考えています。
僕の考えでは、
みんなが、「思い出作りに海に行きたい!」と言っている中、「いや、山登りだ!」と言うのがリーダーシップだと思っています。、
だって、みんなの意見で決めるならリーダーって本当に必要?
「クラスのみんなで思い出作り」を本気で考えた時に、
「行くだけで終わり。
あとは各自で楽しんで終わり。」
の海に行くのと、
「みんなで山登りという同じ工程を乗り越えて、苦しさやしんどさの先にやっと見える『山頂からの景色』」
どちらが「クラスの思い出」にコミットメントしているでしょうか?
それを先頭に立って皆に説いていくことがリーダーシップではないでしょうか?
簡単に言ったら、
わがままの押し売りです。笑
誰よりもチームのことを考え、誰よりもわがままなのがリーダー。
成功したら「ほら、だから言ったろ?」
失敗したら「すまん、全部俺の責任だ」
これを受け入れる勇気を持つものだけが、
先頭に立てる資質を有するのではないかな。
次に、
②明確な目標設定
ついてですが、
主人公は生徒たちに、ハッキリと伝えます。
「今度のバンド大会で優勝する!僕たちが最高のバンドだと世の中に知らしめるんだ!」
優勝という「目標」と共に
最高のバンド(チーム)ということを知ってもらうという「目的」の両方が揃ったスピーチを主人公は子供たちに行います。
ここから、全てが始まりました。
これは、僕も「眼から鱗」のスピーチでした。
最後に、
③自発型人間を育成する
についてですが、
映画の終盤、偽物教師だとバレてしまった主人公のもとに子供たちが「勝手に」集まります。
だって映画だからだよ....
で終わらせてしまっては非常に勿体無いと思います。
主人公は常に子供たちに問うていました。
「ロックしてるかい?ロックは魂の解放なんだ。音を楽しんでいなくてはロックじゃない」
「ロックってやつは、大物(子供たちからしたら大人)たちへの反抗なんだ。だから、まじめに楽譜通りじゃつまらない。自分の感じたまま、心のままに表現するんだ。」
そして、子供たちにソロパートを与えます。
「ここが君の最高にカッコいい見せ場だ!」
さらに、何よりこの映画を見て感じたのは、
「主人公が1番楽しんでる!」ということ。
「1番最初のギターソロは俺だ。君のソロパートはその後。」
いやー、大人げないですねー!笑
でも、何故だか憎めない主人公なのです。
だって、練習の時から1番楽しそうだから!
だからこそ!
究極のピンチの朝、
子供たちは自分たちで「サボって先生を迎えにいく」という選択をできたのだと思います。
(この行動自体は褒められたものではありませんが、「自分たちで考えて行動する」という一点では、すごいことだと思います。)
その秘密は、主人公が常に言っていた
「ロックしているかい?」がキーワードだと思います。
「ロックしているかい?」
つまり、
「自分の頭で考えているかい?」
「自分の心で感じているかい?」
ってことなんじゃないかな?と勝手に想像。
この映画を通して学んだこと。
僕も主人公のように、
自分の頭で考え、自分の心で感じられる選手たちを育成していきたいな。
皆さんは、「ロックしていますか?」
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます!
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