岩城賢一の「ぽろ塾」

佐賀県で水球指導をしている岩城賢一のブログです!

「未来」を「変える力」


こんにちは!
 
佐賀県水球指導🤽‍♂️に携わっています、
岩城賢一(いわきけんいち)です。


本日から出発したバルセロナ遠征ですが、
移動時間がなんと15時間!

僕の姿勢が悪いのか、腰が砕けるくらい痛いし、お尻が痺れてきました。

そんなフライトも終わり、
今は、ドイツのミュンヘン空港でバルセロナに向かう飛行機待ちです!
(まだ飛行機移動があるのか....)

しかし、長旅も悪いものだけではありません!

各座席に一台、オーディオや映画、TVでNBAラクロスの試合が見放題でした。

その中で、
私はNBAをBGMに眠り、ワイルドスピード(カーチェイスやバトルが豊富なワクワク映画)をBGMに眠っていました。
(→どんだけ寝るねん!)

途中までワクワクしながら見てて、
気がついたら終わっていたという、
なんとも勿体ない映画の楽しみ方をしてしまいました。

ただ!その中で、
「Love,Simon」という映画を見て、
とても刺激を受けたので、いつも通り好き勝手に書いていきたいと思います。


この映画は、簡単に言うと...

主人公サイモンが、ある一通の投稿を見つけることから始まります。
それは、日本で言う「学校裏サイト」のようなもので、
(学校非公認で匿名の掲示板のようなものです)

ブルーと名乗る投稿者が、「自分はゲイである」とカミングアウトします。
その投稿に載っていたメールアドレスに主人公サイモンがメールを送ります。

「僕も実はゲイなんだ。」

そこから、謎の投稿者「ブルー」と主人公「サイモン」とのメールのやりとりの中で、互いに勇気をもらい、互いに親や友達にカミングアウトしていくお話です。

(えーっと、先ほどのワイルドスピードという映画の解説の時にお分かりの様に、ワタクシ岩城の説明はテキトーで分かりにくい事で有名ですので、ご了承下さい!)


お互い顔を名前も分からない。
それでも、1人では出来なかった仲間や親へのカミングアウトを2人でならできた...。

 

ここからは、私の感想なのですが、

主人公のサイモン、相当な勇気がいる事だったと思います。


だって、少数派はいつも大勢の目にさらされているから。


多数派の主張が「常識」と呼ばれ、
少数派の主張が「非常識」と呼ばれがちであるから。

そして、「性に関する事」なんてのは、
特にナイーブなものです。
スポーツ界においても、
「女性アスリートと月経」などが挙げられると思います。


そして、LGBTに関することは、
残念ながら、からかいや差別につながる事もあるのが現状です。

ちなみに、僕の知人にも
「体が男性で、心も男性で、恋愛対象が男性」という人がいます。
だから、一般的な人よりは理解があるのかな?なんて勝手に思っています。


....話を戻して、

「少数派」は、多くの賛同は得られない
から、「非常識」になりがちです。

ただ、その少数派の新しい意見を、
多数派の中でも「本質を見抜く」人たちが、
「これは面白い意見だ!」
と言った途端に、それまで非常識だったことが常識に仲間入りしているように感じる。


映画の中でも、

『ゲイやレズの人たちだけが「カミングアウト」をするのは、おかしい!』

『ある一定の年齢がきたら、みんながカミングアウトするべきだ!たとえノーマルでも!』

というシーンがあって、
『確かにー!!!』と思ってしまいました。

 

そして、映画のラストで
1番、刺激を得たのですが、

主人公サイモンが「匿名」ではなく「本名」で投稿します。

『僕はゲイだ。ブルー、君の事を愛している。今晩、カーニバルの観覧車に乗って待ってる。ぜひ来てくれ。』

当日の会場には、
①応援してくれる仲間
②冷やかしに来た心ないクラスメイト
③興味本位で見に来た学校の生徒(観衆)

が見に来ていました。
その中で一人ぼっちで、ずーーーっと
観覧車に乗ってる主人公サイモン。

そして、とうとう最後の一回になってしまいました。

係の人「あと一回で、観覧車は終わりだよ。」

聴衆は嘲り、仲間は涙で彼を直視できませんでした。

 

 

 

 

 

 

その時、ブルーが出てきました。

ブルー「隣は空いているかい?」

サイモン「もちろん、さあどうぞ」

ブ「ごめん、なかなか勇気がわかなくて」

サ「でも、来てくれた。ありがとう。」

 


ここで終わると、ただの恋愛ストーリーなのですが、違いました。

 

それは、この一件の後、
学校掲示板の「使われ方」が変わった事。


これまでは、友人知人のゴシップや噂を「匿名」で発信するものだったのが、


サイモンの件を、きっかけに
「本名」で「自分の課題に立ち向かう勇気を宣言」するような使われ方をするようになりました。

(私は母と彼氏のことで大喧嘩した。でも、絶対にお母さんに彼の良いところを分らせるの!....アンナ)
みたいな使われ方ね!


この映画を通じて感じた事。

それは、「先駆者」の「痛み」や「勇気」が
周りにムーブメントを起こす。

映画の中でも、流れが変わるまでは、
①応援してくれる仲間
→応援者
②冷やかしに来た心ないクラスメイト
→批判者
③興味本位で見に来た学校の生徒
→どちらでもない観衆

がいました。
しかし、それを
少数派の本質を捉えた「想い」が、
多数派を動かす。「未来」を動かす。


この映画は、
LGBTの方たちの生き様を描いた話で終わらない。

その中に、真の意味で「自分らしく生きる」というメッセージが込められているように感じる。例え、自分が少数派でも。

そして、仲間の支えは「勇気の源泉」である。さらに、その勇気が人々に伝わり、ムーブメント(流れ)が起きる。

これは、つまり誰にでも「世界を変えることができる」という事なのじゃないかな?


水球は、チームスポーツ。

たとえ、「今」が弱いチームでも、
「仲間」と一緒に勇気を分け合って、
絶対に勝ちたいという「信念」のもとに努力をする事で「未来」を変えることが出来る。

 

人生も同じ。
たとえ、「今」が少数派でも、非常識だと言われても、自分の信念の元、行動していける人でありたいなと思います。


指導者で、
おもんないブロガーで、
適当編集YouTuber、

の岩城でした。

 

最後まで読んでいただき、
        ありがとうございます!

 

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