岩城賢一の「ぽろ塾」

佐賀県で水球指導をしている岩城賢一のブログです!

「集中力」全ての源

こんにちは!
 
佐賀県水球指導🤽‍♂️に携わっています、
岩城賢一(いわきけんいち)です。
 
今日は、「集中力」について、書いていきたいと思います。

 

 
先日、佐賀水球クラブの保護者会があったのですが、
その中で、「練習を見学した際に、土日の一日練習の際に、後半選手たちが集中していないように見える」
との、ご指摘をいただきました。
 
その時、僕は
「やった!よく気づいてくださった!ありがたい!」
と思いました。
 
どういう事かというと、
今、取り組んでいる「集中力」についての課題を見抜いてもらった!
 
と思ったのです。
 
私は、物事(トレーニングや練習)の成果は、
「質」×「量」
だと思っています。
(コレ、けっこう順番が大事で、「質」がベースなんですよね)
 
練習に置き換えたら、
練習の効果 = 「集中力」×「(練習効率)×(時間)」
になります。
 
近年の日本では、「働き方改革といったものに代表されるように、
「短期集中」で結果・成果を出そう!
長時間労働」を減らせば国民は幸せになるはずだ!
といった考え方が普及しているかと思います。
 
 
 
でもこれって、
「質」を尋常じゃないくらい上げようね?
って事ですよね?
※声をにして言いたいのは、
長時間労働や長時間練習を推奨しているのではありません!
それだけ、成果を出すためには「質」が大切だよ、という話。
 
さて、本日のテーマ「集中力」は全ての源
と銘打ってこの記事を書いていますが、
 
「質」の高さを決める集中力が低いとどうなっていくか一緒に考えてみましょう!
 
①短期不集中編
 
低い「質」×短い「量」=成果が低い
→試合に勝てないじゃん!上手くなれないじゃん!
 
②集中力不足編
 
低い「質」×適切な「量」=惜しいで終わる
→一番悔しいですね...これ
 
③ダラダラ編
 
低い「質」×とんでもない「量」=負のスパイラル
→怪我のリスク、思考停止、嫌いになる
 
それだけ、「質」(集中力)って大切なんですね。
 
あ!
大事な事を言い忘れていました。
 
集中力には、2種類ある事を覚えておいてください!
 
(授業の際に「ここ、僕がテスト作るなら絶対出すかな〜。」
「お!今、蛍光ペンでチェックしてる人、センスいいね〜!」
と言って、全員にアンダーライン引かせるように仕向けているのは秘密です)
 
 
携帯のアンテナに例えて説明します。
 
①電池の消費量が少ない「常に受信している」アンテナ
②電池がすぐ減っちゃう圏外から「全力で電波を探している」時のアンテナ
 
の2種類です。
 
ざっくり言うと、「全力」で集中できる時間は「限られている」と言う事です。
 
①の常に立っているアンテナは、ふとした事気付く力のことです。
→あ、今日のプール少し暖かいな。お!今日は肩が回る! など
 
②の全力アンテナは、超意識的集中することです。
→「ラリーが続いて息が上がっているけど、逆サイド見なくちゃ!」など
 
②の全力アンテナは、携帯電話でもそうですけど、
電池を食う(体力を消費する)んですね。
 
 
ただ、人間のスゴイところは、全力アンテナを続けていくと、
①の通常アンテナ(無意識)に進化するんですね。
 
技術の向上と同じなのですが、
 
成長には3つのステップがあって、
「試行錯誤」の段階
→圏外から全力アンテナ(たまに電波入ってこない)
 
「意識すればできる」段階
→3G、重たい動画の再生は時間かかる。みたいな?
 
「いつでもできる」段階
→4G、いつでもサクサク!
 
(携帯で例えたほうがわかりにくかったかも...)
 
 
つ・ま・り!
 
集中力は、鍛えることができるということです!
 
だってトップアスリートは、トレーニングに限らず
食事や睡眠、自身の体のケアに至るまで
毎日、いつも行なっている訳ですよね?
 
全力アンテナでヘトヘトになりながらしていると思いますか?
 
違うと思います。
トップアスリートとしての生き方が生活の一部
になっているのではないでしょうか?
 
 
集中力の変化・成長という意味では、
子育てにおける「子どもが生まれたばかりの新人ママ・パパ」
と「子育てに慣れてきた先輩ママ・パパ」に似ているのかなと思います。
 
(こんな例えが出てくるのは、今年で3歳になった子どもがいるからかな?)
 
「新人ママ・パパ」は今までの働き方・生き方にプラスして
子育てが入ってきます。
今までは、
「質」×「量」=100
だったのが、赤ちゃんに愛情を注ぐ時間が必要なので
「質」×「量」=120
になったってことですよね?
 
そして!「量」は変えられないんです。
だって、1日は24時間、1年は365日って決まっているから。
 
ここで、間違った考え方(量を増やすこと)を持ってしまった人は、
睡眠時間を削ります。
 
そして、次の日のパフォーマンス(質)が下がってしまい、
今まで以上に仕事に時間がかかってしまい、負の連鎖が起きます。
 
なので、変えるべきは「質」しかないんです。
 
「新人ママ・パパ」も「先輩ママ・パパ」も同じだけの成果が求められます。
 
しかし、まだ慣れていない新人は、「今までの自分に+@の子育て」
という感覚なので、「仕事、しんど!」「子育て大変!」
という状態になるかと思います。
 
もう慣れてしまっている先輩は、「自分の生活に子育てが組み込まれている」
という感覚なので、ある意味「当たり前」なんですね。
 
 
さて、新人が先輩になるためには、何が必要でしょうか?
 
 
私は、「質」を上げること、
そして、「慣れる」ことだと思います。
 
 
さて、まとめに入りたいと思います。
(いつも前フリ長いよな、という思いを飲み込んで頂きありがとうございます)
 
 
最初の保護者会でのご意見に戻りますが...
「選手達が、練習に集中できていないと感じる」
 
はい、その通りです!
その集中力のトレーニングに取り組んでいます。
 
そして、選手たちは「全力」で練習に取組んで、終盤集中力が続かなくなるくらい頑張っています。さらに、集中力が切れかかってもなお踏ん張り、練習を継続しています。
 
保護者の皆さん、お子さんたちスゴイですよ!
 
そして、「全力の練習」が当たり前になった時(「慣れた」時)
ものすごい成果が待っていますよ。
 
その成果は、試合に勝った負けたなんて話じゃない。
 
高い集中力通常アンテナになったお子さんの生き方。
将来が楽しみすぎて、たまりません!
 
 
 
最後まで読んでいただき、
        ありがとうございます!
 
 
 
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