究極の上達術
こんにちは!
に携わっています、岩城賢一です。
さて、今回は、選手たちの成長・上達は、どのようにして起きているか
について、書いていきたいと思います。
この記事を書こうと思ったのは、
水球部の練習にお邪魔したことで、
たくさんの刺激を受けました。
その中でも、私が練習を見させてもらって
最も強く感じたことが、
「究極の上達術」
ということでした。
この土日に水球コーチライセンスの更新をするために必要な研修会のために東京に来ています。
連絡させていただき、練習を見学させていただきました。
秀明大学では、オーストラリアの
アンダーカテゴリー(確かU-17だったはず...聞いたのに忘れてしまうという不覚....)
の代表選手が来日していて、合同練習を行なっていました!
まず、その時点で「すげー!」なのですが、
練習が進んでいくうちにもっとすごい
感動ポイントがありました。
それは、監督の「教え方」でした。
私の考える、上達の階段は、
「わかる」
↓
「できる」
↓
「教えられる」
であると思っています。
もちろん、中には、
「良くわかんないけど、できる」
みたいな天才肌の選手もいます。
しかし、そういった感覚型の選手は、
スランプに陥った時、今まで自分が、
「どのようにしてプレーを組み立てていたか」が分からなくなり、困ってしまうことも多いと思います。
だからこそ、「わかる」と「できる」がセットであることが、大切であると考えています。
そして、その「感覚」を言語化する事で、
「教えられる」のだと思います。
そんな中、監督は、
選手交代の中やミーティングで、
自ら「教える」こともあるのですが、
それよりも、試合中に交代のために備えている選手に、
「(A選手の)今のプレーは、〇〇ができていないからダメだな。」
「今、(B選手)はやられちゃったけど、もう少しだったな。もう少し〇〇を意識すると守れるのにな。」
と、解説していることが多く見られました。
そして、試合間のミーティングで一言。
「さっき、俺が言ったことを、今プレーしてた選手たちに伝えなさい。」
と言って、その後は何も話さずコーヒーを飲まれていました。
すると、選手たちは慌てて、さっき聞いたことを選手たちに「教えて」いました。
それをそっと見守る監督。
それを見て、私が感じたことは、
「教え」られたら、「分かって」いる証拠。
「教え」られなかったら、「分かって」いないか、「聞いて」いない証拠。
私も、選手の「考える力」を伸ばすために、試合間に、
「自分たちでミーティングしてみよう」
と促すこともあります。
しかし、そのミーティングでは水球の知識が深い選手と上級生が話すばかりで、下級生は「聞く」ばかり。
しかし、今回の自主ミーティングは訳が違います。
だって、「聞いた人」が「分かって」いないと「伝えられない(教えられない)」から。
そして、監督からアドバイスをもらったのは、本人ではなく、チームメイト。
そのチームメイトが本人に教えて、初めてミーティングになる。
(...僕なら、自分で教えたくなっちゃうな。)
でも、選手同士にさせるからこそ、
教えられない→あ、私分かってないんだ!
教えられた→あ、私分かってる!
という、選手自身の自己理解につながるし、自身の理解度の高さ(低さ)に気づきやすい指導スタンスだなと思いました。
・選手が監督の話を「聞く(理解する)力」
・聞いた選手が、「伝える(教える)力」
・そして、そのアドバイスをもとに「実際にプレーする力」
つまり、「分かる」「できる」「教えられる」の全てがMIXされた教え方なのでした。
私が感じたことなので、
全くの見当違いかもしれないし、
監督はもっと深いところまで見ているかもしれません。
でも、僕はたくさん学ばせてもらいました。
佐賀に帰って、選手たちに還元していきたいと思います!
最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!
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